【青のフラッグ】まっすぐに、まっすぐじゃない世界と向き合う青春漫画
どうも。
さくらもちくんです。
今回は大好きな漫画『青のフラッグ』の紹介記事になります!
◆青のフラッグとは?
現在ジャンプ+にて、KAITOさんにより月刊連載中の作品です。
5巻まで発売中です。(2018年12月時点)
KAITOさんは、以前に週刊少年ジャンプにて『クロス・マネジ』と『バディストライク』を連載されていました。
どちらも『スポーツ』×『青春』な作品で、スポーツの熱い要素も勿論ながら、人物の心理描写に対する評価が大きかった作品のように思います。
そして、『青のフラッグ』は、KAITOさんの『人物の心理描写』にステータス全振りした作品です。
痛いくらいに、登場人物の気持ちが伝わってきます。
本当に、痛いくらいに。
公式の作品紹介では、
「高校3年生…将来の進路に悩む時期に、出会った3人の男女。彼らを待つ、甘く、苦しく、切ない日々。青春漫画の名手が贈る”純”愛物語開幕!!」
とあります。
あぁ、はい青春ものね、恋愛ものね。よくあるやつね。
そう思った方もいるでしょう。
私もそう思っていました。
でもね、違うんですよ!
まずね、安易な恋愛漫画と思って欲しくない。
青のフラッグは、生き方を考えさせられる作品です。
個人的には道徳の教科書とかに指定するべきだと思っているくらい。
公式紹介で3人の男女と言及されているので、この3人の紹介をしつつ、実際に作品を読んで直接感じて欲しい部分は隠しつつ、この作品の素晴らしさを伝えたい!(難しい…)
あ、ちなみにこの3人の誰が主人公、というのはないと思います。
強いて言うならば、全員主人公です。
◆青のフラッグ 登場人物
ちなみに、ヒエラルキーの記述は、青のフラッグを読んで抱いた私の個人的な指標と印象です笑
ほら、高校のクラスってなんとなくヒエラルキーあるじゃないですか。
サッカー部のイケイケ男子、修学旅行のバスでは必ず一番後ろの席のやつがヒエラルキーでは上の方で、
休み時間にトイレから帰ってきたら知らない女子が自分の席に座っていて残りの休み時間の過ごし方に絶望するやつは下の方、みたいな笑
桃真は前者寄り、太一は後者寄りです。
イメージしやすいような極端な例えですけどね笑
◆3人の関係
太一と桃真は、小学校からの幼馴染。
しかし、『もう今は自分とは違う存在』と桃真を少し避けています。
一方の桃真は、昔と変わらない自然体で太一に接しようとします。
二葉は、この2人とは最初はほとんど関係性がありません。
物語は、ちょっとしたきっかけで二葉が太一に恋愛相談をするところから始まります。
ありがちでしょ、この始まり方。
もう大体の鉄板パターン展開がきっと、皆さんの頭の中で自動再生されると思います。
でも大丈夫です。
そんな鉄板ルートじゃありません。
ここの答えは、実際に読んで是非自分自身で感じていただきたいです。
◆青のフラッグの魅力
心理描写がえぐい(褒め称えています)。
これに尽きると思います。
漫画なので、表情や身体の一部だけの描写も多いです。
そういった表現が秀逸なのは当たり前として、青のフラッグではそこに至るまでの経緯や流れがリアルなんですよね。
登場人物が、生きている感じがします。
小説の一節を読んでいるかのように、様々な想像が頭を駆け巡ります。
そこに絵はあるのに。
そして、KAITOさんは、その人物が何をどう感じ、どう想ったのかの答えをすぐにはくれません。
答えをくれませんが、考えるきっかけをくれます。
自分なら、どう、感じるだろうか、どう、想うだろうか、どう、するだろうか。
彼 / 彼女 / 彼でも彼女でも誰かなら、どうするのか。
◆青のフラッグを読んでほしい人
叶うならば全世界の人に読んでいただきたいです。
ただ、生き方を考えさせられる作品、と述べたように、
・人間関係に何か悩んでいる人
・何か生きづらさを感じている人
は、もしかすると何かヒントをもらえるかもしれません。
青のフラッグを既に好きな人、もしくは万が一この記事をきっかけに、青のフラッグを読んでくれた人と語り合いたいです。
最後に、この記事の表題に触れます。
うまく表現できているかはわかりませんが、今のところは、こうかな?と思う表現にしました。
まっすぐに、まっすぐじゃない世界と向き合う青春漫画。
青のフラッグを読んでいただければ、少しはこの意図も共有できるかなぁ、と思います。
では!